レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスが米陸軍向けに開発しているレーダーは、低層防空ミサイル防衛センサー(LTAMDS)と呼ばれています。現在レイセオンがゴーストアイと呼ぶレーダーシリーズのひとつ目として、米陸軍のプログラム用に開発が進んでいます。このレーダーは、極超音速兵器(秒速1マイル以上の速さで飛翔する兵器)を含む高度な次世代脅威を撃墜するために設計されたレーダーです。
見えないものはない
LTAMDSは、前面にプライマリーアレイ、背面に2つのセカンダリーアレイと計3つのアンテナアレイを搭載しています。それらは連動し、あらゆる方向からの複数の脅威を同時に探知し交戦します。パワフルな性能
プライマリーアレイは、ペトリオット防空・ミサイル防衛システム用のアレイとほぼ同じ大きさですが、その出力は2倍以上です。このレーダーは米陸軍の統合防空・ミサイル防衛システム用に設計されましたが、既存顧客のペトリオットシステムに対する投資も無駄なく維持することができます。