備えあれば、憂いなし
グローバル・ペトリオット・ソリューションズは、レーダー、指揮統制技術及び多種多様な迎撃ミサイルで構成されるミサイル防衛システムです。これらの構成要素が一つのシステムとして作動することで、戦術弾道ミサイルや巡航ミサイル、ドローン、最先端の航空機といった脅威を探知、識別、迎撃します。ペトリオットは、世界17カ国で統合防空ミサイル防衛の要として使われています。
初めて実用化されて以来、ペトリオットは5カ国において250回以上の実戦で使用され、有人/無人航空機、巡航ミサイル、戦術弾道ミサイルに対処してきました。2015年1月以降、ペトリオットは、世界中の作戦において150発以上の弾道ミサイルを迎撃しており、うち90回以上に、レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスが開発した低コストな地対空誘導弾、GEM弾シリーズが使用されています。
これらの戦闘に対処することができたのは、ペトリオットが、3,000回以上の地上試験と1,400回以上の発射試験の積み重ねの上に成り立っているからです。ペトリオットが試験や実弾射撃を行う度に、技術者はシステムをさらに改良し強化する新たな手法を発見してきました。脅威が絶えず変化し、より高度になっていく中、改良の手を緩めることはできません。
改良と強化の結果、今日のペトリオットは現代の最先端の技術を備え、あらゆる種類の脅威に対抗できるようになりました。過去のペトリオットとは、名前や基本的な目的こそ共有しているものの、それ以外はもはや全くの別物です。
これは、ペトリオットの構造に柔軟性があり、継続的にアップグレードや改良ができるよう設計されているからこそ、可能なことです。近代化が今も続くのは、ペトリオットの提携国による出資によるものです。ペトリオットを運用している17カ国が共同体となって、改良・強化・アップグレードに投資をしてきました。
これまでレイセオン・ミサイルズ&ディフェンスは、17カ国において240以上のペトリオット部隊の構築に貢献してまいりました。これらの国の多くは、柔軟性のある構造でシステムをアップグレードできることを利点としてペトリオットを採用しています。 これによって、グローバルな相互運用性がもたらされました。ペトリオットを保有する国同士は一緒に訓練をすることが可能になり、また、実際に訓練されています。そして、もし必要があれば、戦闘においても一緒に作戦を実行することができるのです。
グローバル・ペトリオットには成長への確かな見通しがあり、2048年まで、そしてそれ以降も、システムが常に脅威を制することを保証します。