短魚雷でも、外洋環境で高速の原子力潜水艦を撃沈するために設計されたものは、もはや有効とはいえません。現代の海軍に必要とされているのは、深深度・浅深度にかかわらず、あらゆる音環境において、潜水艦の脅威に対し決定的な一撃を与えられる短魚雷です。米海軍のMK54は、まさにこれを満たす魚雷です。

最新の魚雷技術を導入

MK54は、水上艦・ヘリコプター・固定翼機に装備可能で、水中の目標を追尾・識別して攻撃します。高精度の処理アルゴリズムを使用することで、情報を分析し、デコイや防御手段を見破り、識別された脅威を追尾します。MK54プログラムには、MK50やADCAP型(能力向上型)のMK48のプログラムから、最先端の短魚雷技術を使用しています。他にも、実証済みのMK46の弾頭や推進サブシステムが活用されています。その結果、沿海域戦の性能所要をすべて満たしつつも低コストな装備が生まれました。

MK46から簡単にアップグレード可能

多くの進化した機能を搭載するMK54は、MK46を継ぐ次世代魚雷です。事実、MK46を装備している海軍であれば、低価格のMK54改修キットを使用することで、簡単にMK46をMK54に改造できます。このキットは国内でも簡単に取り付け可能で、旧式の装備を最新鋭のデジタル技術に替えることができます。さらには、20種類以上の艦船と互換性があるため、最低限の改修費用であらゆるどの近代化された海軍艦船にもMK54を搭載することが可能です。