レイセオン・ミサイルズ&ディフェンス、航空母艦に SPY-6レーダーアレイを初納入

バージニア州ニューポートニューズ (2022年7月18日) — レイセオン・テクノロジーズ (NYSE: RTX) の一事業部門であるレイセオン・ミサイルズ&ディフェンス (RMD) は、この度、未来の航空母艦「ジョン・F・ケネディ」 (艦番号 CVN 79) にSPY-6レーダーアレイを納入したと発表しました。これにより、ジョン・F・ケネディはこの最先端のレーダーを搭載する初の航空母艦(空母)となりました。

今回の納入は、同空母向けに予定されている3基のうちの1基です。3つのレーダーが揃うと SPY-6(V)3 となり、通称エンタープライズ航空監視レーダー (EASR) と呼ばれ、3面に固定配置されたアレイが、空母の全周を360度切れ目なく把握します。SPY-6(V)3は、SPY-6シリーズで実績のあるマルチミッション性能に加え、航空交通管制と艦船の自己防御能力など、空母のニーズに対応した独自の機能を有しています。

レイセオン・ミサイルズ&ディフェンスの海軍能力担当社長であるキム・アーンゼンは次の通り述べています。

「ジョン・F・ケネディは、世界をリードする海軍レーダーシステムである SPY-6 レーダーを装備する初の空母です。この度の契約により、SPY-6は今後10年間、米海軍の40隻以上の艦船に最高水準の探知能力と範囲を提供します」

SPY-67艦種において防空ミサイル防衛を行う米海軍のレーダーシリーズです。SPY-6のレーダーアレイにはRMAとして知られるレーダー・モジュラー・アッセンブリーが共通して用いられており、これにより拡張可能なモジュール式となり、米海軍や同盟国向けにあらゆる派生型を提供することが可能です。

この度のハードウェア製造及び維持に係る31.6億ドルの生産契約の詳細はこちらをご参照ください。

レイセオン・テクノロジーズについて

レイセオン・テクノロジーズ・コーポレーションは、航空宇宙・防衛に携わる企業です。先進のシステムとサービスを世界中の民間、軍、政府といったお客様にご提供いたします。業界をリードする4つの事業部門 コリンズ・エアロスペース、プラット&ウィットニー、レイセオン・インテリジェンス&スペース、レイセオン・ミサイルズ&ディフェンス で成り立つ当社は、アビオニクス、サイバーセキュリティ、指向性エネルギー、電気推進、極超音速、量子物理学といった分野における限界を突破するソリューションをお届けします。2020年にレイセオン・カンパニーとユナイテッド・テクノロジーズ・コーポレーションの航空宇宙事業の統合により誕生し、本社はマサチューセッツ州ウォルサムにあります。